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九谷焼と金工作家の3人展「tantan iroiro」が始まります

 
秋も深まってまいりまして、少し肌寒くなるこの季節から始まる素敵な展示をご紹介いたします。
 
okebaのクリスマス展などにご参加いただいていた九谷焼作家の伊藤由紀子さんと、金工作家の糸賀英恵さん、金属造形作家の小山祥吾さんご夫婦による3人展「tantan iroiro」が始まります。
 

九谷焼作家の伊藤由紀子さんは神奈川県のご出身なのですが、石川県で九谷焼を学ばれて、現在も石川にお住まいになっています。
今回はクリスマス展の時にもご好評をいただいていた「キリシタン九谷」というシリーズを中心にした作品をお持ちいただける予定です。



作家さんからコメントを頂戴しているのでそのまま掲載いたしますと、

「九谷焼は絵付けを楽しむ焼き物です。私は九谷焼の伝統技法を使い、古典的な絵柄を引用しつつ面白く自己アレンジしています。
今回は新約聖書をモチーフにした「キリシタン九谷」を中心に制作しました。

西洋の宗教絵画には「アトリビュート」という、登場人物や事柄を象徴するアイテム(持物)が描かれており、例えば「マリア薔薇、百合」などです。
それを九谷の古典絵柄と組み合わせて、染付けと上絵付けを駆使し色鮮やかに仕上げています。

 一見は古典和柄っぽいのによく見るとアトリビュートがちりばめられているので、ぜひ手にとってご覧いただきたいです。」
 
とのことです。こちらのキリシタンシリーズの他にも鳥モチーフの可愛いカップや小皿などもお持ちいただく予定です。

伊藤さんには今回絵付けワークショップも開催していただくことになっております^^。
こちらは残席わずかとなっておりますので、お早目のお申し込みをお願い致します。


 

 

okeba初登場の作家さんを2名ご紹介いたします。まずは金工作家の糸賀英恵さんです。
今回の展示タイトル「tantan iroiro」のタンタンとは、金工の鍛金(たんきん)の頭文字から来ています。(鍛金とは金を叩くことを指す言葉です。)

糸賀さんは「純銀笹吹」と呼ばれる直径2ミリから4ミリ程度の球状の材料をひと粒ひと粒、金鎚で打つことでキラキラした鎚目(つちめ)模様を作り、アクセサリーを製作されています。
銀の持つ、柔らかくも凛とした輝きのある作品が並ぶ予定です。



 
最後に金属造形作家の小山祥吾さんの作品をご紹介いたします。
小山さんの工房にお邪魔させていただいた時には大きなオブジェが無造作に置いてあって、それもとてもダイナミックで素敵な作品でしたが、今回はキッチン周りで使える小物を中心にご紹介いたします。
 

 
真鍮で出来たカトラリーは遊び心があるデザインながらも使い勝手よく作られていていて、金属なのに柔らかそうな感じを受けます。
銅製のコーヒードリッパーも熱の伝わりが良く冷めにくいので、温かいままコーヒーを淹れることが出来ますので、コーヒー好きの方にお勧めしたいアイテムです!
 
 
ご紹介してきましたように三者三様ですが、みなさん個性的な作家さんの「ちょっと特別」感のある作品展となりそうです。
なかなかご紹介できない方ばかりですので、この機会にぜひご覧になっていただきたい展示です。
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
 
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「tantan iroiro」
伊藤由紀子(九谷焼)・糸賀英恵(金工)・小山祥吾(金属造形) 3人展
 
2018年10月18日(木)~10月31日(水) 会期中無休
平日:11:00~17:00
土日祝:11:00~18:00
最終日:16時まで
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staff 加藤