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「籠屋と箒屋」始まりました!

関田徹也さん(竹籠)と吉田慎司さん(中津帚)による竹籠と箒の展示、
「籠屋と箒屋」が始まりました。
若手のお二人の作る昔ながらの生活用具。
昔のものとサイズや作り方はほとんど変わりないのですが、どこかシンプルで気品あふれる仕上がりになっています。

箒の糸をご自身の手で染められたり、表立ってはいないけれど細やかに施された工夫が生活用具の一言で片づけられない気品を生み出しているのかもしれません。
 
現代人が伝統を継ぐというとなんとなく重い空気を感じますが、そういった重みはかんじさせることなく、しかししっかりとした技術に根差した、これからの日本の伝統を感じさせる展示となっております。
okebaギャラリーも古い空間を現代に沿った形で蘇らせた空間。
そこにマッチングした品物はなかなかの見ごたえです。
関田さんと吉田さんによる実演も見ものです。竹をさっさーと割いていきますが、「難しいですよね?すごく簡単そうに見えますが....」ときくと「難しいですよ(笑)」とおっしゃっていました。簡単そうにみえてしまう職人さんの手さばき。見事です。
竹籠は関田さんご自身が近隣の山から切り出しています。
関田さん(竹籠)は受注販売を行っているので在廊日には物をみながらじっくりご相談もできます。



17日にはお二人によるギャラリートークもあります。聴講料は無料で、立ち見になりますが、お気軽にお立ち寄りいただければと思います。時間は13時30分からokebaギャラリーにて。


箒は板のうえで試しばきもできますのでその際は、お気軽にお声かけください。



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【profile】

●関田徹也

1983年生まれ。東京で育つ。
小学生のころから手仕事に興味を持ち、13才から竹籠を作り始める。
正式な弟子入りはせず、東京、埼玉、茨城等の竹籠職人を訪ね技術を習得。
2014年から本格的に活動を開始。
籠の製作と同時に現在も各地の職人を訪ね多様な技術の記録と習得そして活用の道を探っている。


●吉田慎司

1984。東京で育つ。2007年武蔵野美術大学彫刻学科卒業。民俗資料室での縁から、中津箒の手ほどきを受ける。
まちづくり山上入社。全国で展覧会、ワークショップなどを中心に発表しています。札幌在住。
http://shinjiyoshida.main.jp/

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◇関田徹也(竹籠)・吉田慎司(中津箒)展示会
「籠屋と箒屋 ~kagoya to houkiya~」

2017年9月16日(土)~30日(土)
平日11:00~17:00  土日祝日11:00~18:00
定休日:9月19日(火)
関田さん 吉田さん 制作実演日:16日(土)、17日(日)、18日(月)    
関田さん在廊日24日(日)30日(土)
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staff村石(え)