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「二月の夕星(ゆうつづ) ~器と植物と詩と~」展が始まります

 2月後半、16日からは、器・植物・詩と絵の3名の作家さんによる異色の展示が幕を開けます。 異なるジャンルの3人が夕星(宵の明星)のもとに集い、そのイメージを纏めると生まれた「うたう木」という詩がありました。 今回の展示では、その詩を受けて器のかとうようこさん、花屋 草原舎を営む堀園敦さん、詩の作り手であもる村石英璃子さんが描いた絵をご覧いただけます。 展示名でもある夕星。 2月には金星は宵の明星から明けの明星に変わっているのですが、名前や見える位置が変わったとしても其れはそこに在るもの。 “見えないけどそこに確かにあるもの”、それが全く異ジャンルの3人の感じる何かであり表現のテーマとして、この名が展示名となりました。 「うたう木」が、どんな詩なのか。是非そちらも展示の楽しみの1つとしてokebaでお詠みいただき、展示をご覧頂けたらと思います。 この展示の軸である詩「うたう木」を読んで、3人が思うその詩のイメージやインスピレーションを作品にしていますので、それぞれの作家さんがどのように感じて制作をされたのか、それぞれ少しご紹介したいと思います。 まずは、器のかとうようこさん。 今回はかとうようこさんが展示をされるに当たり、今までかとうさんがされてきた展示とはまた違う切り口の展示にしたいというイメージから、他の2名の方との展示ができあがりました。 ~かとうようこさんより~ 3人展にあたってのテーマを言葉で表すと「仄暗い」「静か」などが浮かび上がりました。 それに合わせて夜の色をイメージした釉薬の器を中心に制作しました。 また、定番の和紙染めシリーズもテーマに沿って落ち着きのあるものを揃えます。 写真でもご紹介している「和紙染め」の器が人気で代表的なかとうようこさん。 普段はとても可愛らしい柄も多く、ポップなイメージの展示が多いのですが、あえて今回はそこを打ち消すようなテーマに取り組んで頂き、「夜の色」を展開して頂きました。 和紙染めの柄も、落ち着きのあるものがたくさんご覧いただけるのは稀ですので、始めてご覧いただく方にも、ファンの方にも楽しんでいただけるのでないでしょうか? ~草原舎 堀園敦さんより~ 植物の仕事に携わってきた中で、ひとつひとつの植物にそれぞれの魅力がある事に、今でも日々気付かされています。 自然に存在する生き物であるゆえに、その形作る造形的な魅力、面