「日々のもの 」服と箒 福月洋装店/中津箒 今井伸朋 2025年4月2日(水)~4月14日(月) 11:00-17:00 8(火)休み 最終日14(月)は16:00迄 神奈川県の大磯町でデザイン、パターン、縫製、販売を全て1人で行い、1点、1点、丁寧に作られた洋服を制作・販売されている福月洋装店さん。 同じく神奈川県の愛川町・中津で、何人かの職人さんが協力し合い、原材料のホウキモロコシを畑で育てるところから箒の製作までを行っている「まちづくり山上」の中津箒の今井伸朋さん。 今回の展示では、このお2人の作る洋服と箒の作品を通し、一つ一つ丁寧に作られたものの良さ、美しさを伝えて行けたらと考えています。 福月洋装店さんは、okebaの常設作家さんでもお馴染みの洋服屋さんです。幅広い年齢の方に選ばれるシルエットの美しい洋服を手掛けていらっしゃり、根強いファンが多い作家さんです。 全て1人で行っているので商品数には限りがありますが、1点、1点、丁寧に作られており、メンテナンスもしてくださいます。 素材はホームケアしやすい綿や麻を使い、着たときに、身体のシルエットがきれいに見えるようにという点をとても大事にデザインされたお洋服です。 そして、今回ご一緒に展示をしてくださる、中津箒の今井伸朋さんは、中津箒をつくる「まちづくり山上」の職人さんのお一人。中津箒は、かつて箒の一大産地だった、神奈川県愛甲郡愛川町・中津に本拠地を構えています。ここでは何人かの職人さんが協力し合い、原材料のホウキモロコシを畑で育てるところから箒の製作までを行っています。 △箒の原材料となる箒モロコシ。 △収穫後の箒モロコシ △箒モロコシの種を使って染めた糸 量産、海外移転の流れの中で、一時は衰退していた中津箒を現代に復活させるために、職人さんたち一人一人が様々な活動をされています。 今井さんはそんな中津箒に惚れこみ、どんなことでも良いので関わりたいと中津箒に携わっているうち、職人になってしまったそうです。 とても真摯に制作に取り組まれている様子がお話しからも作品本体からも伝わる、これから中津箒の伝統を伝えて行く職人さんのお一人です。 そんな職人肌のお2人は、なんと前回のokebaで開催していただいた福月さんの展示で、今井さんが福月さんのお洋服にとても感銘を受け、工房を訪ねたのがきっかけでお知り...