2019年7月22日月曜日

第85回 暮らしの教室レポ

暮らしの教室 「ケムリのはなし。」レポ

 
 
 報告が遅くなってしまいましたが、第85回 暮らしの教室特別教室 「ケムリのはなし。」が68日に行われました。ケムリデザインさんとはいったい何者なのか?どういう活動をされているのか、あまりにも灯台下暗しから始まった今回の講演会でした。
 

ケムリデザインさんとは、小田原を拠点に湘南エリアで活躍されている、ご夫婦のデザインユニットですが、小田原で「nico cafe」というカフェも営まれているおふたり。奥様(和田 真帆さん)がニコカフェさん、旦那様(和田 義之さん)がケムリさん、おふたりでカミイチさん(小田原で毎月開かれるマーケット)というポジショニングと考えても良いそうです。
そんなお二人のお仕事の仕方を振り返った今回。okebaとしましても、大変お世話になっているお二人ですから、どうやって現在のおふたりになったのか?というお話しは終始興味が尽きないものでした。

旦那さまの義之さんは、もともと立体系の芸術家だそうです。上野の公募展で入選もされています。結構巨大なスケールで作品を造っていらしたようです。エンターテイメント性のある作品ですね。かとおもいきや、公園で苔を採取している姿の写真も出て来て、何事にも、ミクロにもマクロにも興味が尽きない、という感覚の方のようです。

奥様の真帆さんは、もともとステンドグラスのデザイナーさんでした。奥様も芸術家で、ゴミで造った作品などもあったようです。

お二人の共通点は繊細な仕事をこなしつつ、大胆な視点をお持ちになっている…。というところでしょうか。いずれにしても、マルチなお二人です。

そんな多才なおふたりですが、ご自身に付けたラベルが、「おそるべきド素人」。
一体これはどういうことかというと、今までのお仕事が完全に独学でされてきたからだそうです。順番もあべこべで、既成概念から生まれる仕事のプロセスを踏んでこなかったようです。「経験を自分たちでつくりだしていく」というやり方は、たとえば東京ディズニーシーのアトラクションの作り方を直に聞きにいったり、山の中で猿と共に制作したり、ちょっと普通の感覚では体験できない過程を経ています。

おふたりのお仕事は、常にリノベーションですので、1からモノ作りをするというよりは、元々あるものから情報、歴史を引き出し、その場所にとって魅力のあるものへと変えていく、けれどそのもののもつ存在感や思い出は残す、元の状態に近づける、そのためにどうデザインしていくか。とうことなので、もともと普通のデザインのように、順序だった道筋ではないものなのかもしれません。
 

例えば、小田原にある「グットモーニング」さん。初めはモノトーンというご依頼だったそうですが、造っていくうえでカラフルに変更。そこは街の様子や元の状態、何をこの空間で演出するのか、を考えてのことのようですが、結果的にそこに関わる全ての人が納得するような仕上がりになっています。

他にも様々な例を挙げて、如何にそこの空間を生かすか、演出するのか、ということを見ていったのですが、たとえ依頼された仕上がりと違っても、結果としてその空間がその場所に生きるデザインになっていれば、依頼主を説得することすら、デザインをすることだとおっしゃっていました。
 
 
老舗のタバコ屋「藤木屋」さん。お洒落にという百貨店からの要望を説得。「雑然としているのが藤木屋さん。」見事藤木屋さんの持ち味を百貨店内に実現。

 
家族全員の意見が違う、酒屋さん。違う意見を纏める苦労が
あったが、それすら空間に活かす。

 
別の用途に使われていた建具を食器棚としてリノベ。カッコイイから使いたい。そんな想いが使われなくなったものも生き生きと蘇らせる

 また、「いい意味でのハプニングが生まれたら計画を変える」、「悪条件を克服する」「中に入ったら別世界にする」など、その言葉からお仕事に対するベース、モットーがだんだんと見えてくるようでした。
一見大胆で自由に見える仕事でも、あくまでリノベ。原寸とのズレがないように、細かい分析、打ち合わせによって成り立つ世界です。ここはミクロにみる才が発揮されているようです。
 
 
建具を並べてデータ化する。あるものは使う。細かい分析作業が古いモノを活かす仕事に繋がる。
並べている状態もデザインのように綺麗
 
 
そんなミクロとマクロの仕事ができる才能あるおふたりを熊澤社長は見逃しませんでした。お二人にお仕事をおまかせし続け23年。お店の照明器具デザインすることから始まったおふたりの仕事は、天青、酒蔵全体へと拡大していきます。
 
移築のときの写真
 
「建築できる?」という社長の言葉に「できる。」と得体の知れない自信から言ってしまったと義之さんがお話しされます。こだわりをもつ社長の、しかも明治から続く老舗の酒蔵の一大改革の一端を担うお仕事。これまでされてきたお仕事が丁寧かつ斬新だったからこそ、「得体の知れない自信」が沸き起こったのかもしれません。しかも、お二人のお話しの中で社長が出てくる出てくる…。(写真にも出てくる)完成のイメージを共有するために、参考の物件を一緒に見に行ったり(九州とか)、器具にかける費用をゼロをモットーに、古道具を捨てずに使い、社長自らあちこちから拾ってきたり…。(熊澤でもともとあったものももちろん使っています)
依頼主と密接に関わりながら、妥協することなく、模索してきたケムリさんのお仕事が、今も熊澤酒造を支え続けています。
 
在りし日の熊澤酒造。多分上にいるのが社長。

古い建具も全部使います。

あちこちから古道具を集める社長

あらゆる現場に社長がおります。
 
ひとつひとつの建物や建具のデザインに社長や、それを汲み取ってくださったケムリさんの想いや歴史が詰まっておりますので、熊澤酒造を訪ねていらしたらご覧いただきたいところです。
 
 
若かりし(!)社長とケムリさん。

okebaはどういうふうにできたのでしょうか?okebaはもともと「桶場」。桶を修理する場所でした。古い建物ですが、柱や梁が金属のトラス状にめぐらされ、ケムリさんはこのトラスの構造体が見せ場だということで、壁との色分けを試みました。そのアイデアが功を奏し、実際okebaの魅力として、訪れる方の多くが「素敵な空間」と言ってくださっています。okebaのロゴマークにもなっています。(ロゴマークなどグラフィックは奥様のデザイン)是非訪れた際はご一望ください。
 
 
 一体そのデザイン感覚や分析力などのエネルギーはどこから生まれてくるのか?

お二人のコンセプトは「楽しいことがすき!」。


デザインのアイデアは楽しいことをみんなと共有したいという想いから生まれてくるということでした。

そんなおふたりのお話しは終始楽しく、笑いが絶えない会となりました。

 


 
恒例の3つの質問ですが、
ターニングポイントはいつ?
こちらはスーパーマンのような人たちに出逢ったこと、とおっしゃっていました。でもすかさず旦那様の義之さんが、「妻に出逢ったこと」と仰っていて、おふたりのラブラブ感が半端ないことでございました。
お二人にとって幸せのモノサシとは?
こちらは奥様がすかさず「お客さまに『美味しかった』とニコッと笑ってもらえること。」と答えていらっしゃいました。お客様の笑顔よって幸せになれる、そんな素敵な関係を小田原で築かれておられるおふたりらしい答えでした。
将来どんな社会になっていてほしいですか?
大がかりなことは考えられないと言われ、楽しいことをやっていたら結果的に小田原が楽しくなった、みんな楽しくなった、という感じがいいということでした。
老人になっても楽しいほうがいい、楽しい場所を作ってあげたい、と仰っていました。
最後に、夜8時閉店のババアのバー(Ber)を作りたいと奥様が仰って、大笑いのうちに幕が閉じたのでした。
 
 
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村石(え)
 
 


2019年7月7日日曜日

7月13日より VIOLETTA WORKSフェア「animals」が始まります♪


いよいよ7月13日より、茅ケ崎を中心に活動している
布小物作家のVIOLETTA WORKSさんのフェアが開催されます。

VIOLETTA WORKSさんの作るアイテムは、 
「長く使える、家族で使える、こんなのあったらいいな」をテーマに
親子で使える小物など制作しています。





今回のテーマは「animals」。
上の可愛い動物の刺繍は、ラオスの山岳民族の娘さんたちが施した手刺繍です。
アジア諸国の山岳民族の刺繍や雑貨は、
時には可愛くその独特の民族感が素敵だったりしますが、
その反面、アジア感が強かったり、お洋服と合わせずらかったりと
考えてします時ありませんか??
そんな可愛いんだけど、そのまま使うにはもうちょっと何とかできたら
と思うアイテムなどを、独自のセンスで可愛くて使いやすいアイテムに、
リメイクしてくれます。



そして、子どもでも、大人でも一緒に活用できるようなデザインですので、
お子様と一緒にお揃いでお持ちいただく方も多いです。




こちらは、インドのブロックプリントの鳥の生地を、
VIOLETTA WORKSさん定番のパンツや、ハンカチスタイに仕立てたものです。
出産祝いや、ちょっとしたプレゼントにも大人気のアイテムです。
今回もどんな動物のアイテムが登場するか今から楽しみです。



こちらは、
自身の娘が描いた家族を動物にしたら?シリーズ
クスッと笑える可愛いイラストです。
おばあちゃんが、ハシビロコウになりました。
こちらの家族の動物シリーズも可愛いステッカーとして登場します。

この夏は是非お子様と一緒にokebaへ遊びにいらして下さい♪

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VIOLETTA WORKSフェア「Animals」
2019 7/13(土)-31(水)
平日11:00-17:00 土日祝11:00-18:00 最終日17:00まで 
※16日火曜日定休日

VIOLETTA WORKS Instagram→https://www.instagram.com/violettaworks/

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staff湯川
















7月13日より ナスマサタカ個展「たゆたうコベア」が始まります♪


いよいよ7月13日より ナスマサタカ個展「たゆたうコベア」が始まります♪
ナスマサタカさんは、茅ケ崎の南湖に「ナスナスショッピ」というアトリエ兼ショッピを営んでおり、樹脂で人形や小物などを制作をしています。
お店の中はナスさんワールド!
いつも子どもたちの笑顔であふれ、
大人たちも夢のような世界にいつも心ときめきます。


こちらの写真はクマレモン!
あ!あの!懐かしい響き!
ネーミングもユーモアにあふれてて、可愛くて心がキュンキュンします。
クマさんの表情もたまらなく今にも動き出しそう。
樹脂独特の素材感やカラーもほんとにかわいいですね!



なんと!okebaで個展を開催してくれるのは初なんです。
そんなナスさんワールドがokebaの2Fギャラリーに繰り広げられます!
ほんとにほんとに楽しみですね!



今回は、人形・モビール・あかり・え・小物などいろいろ登場する予定です。
今月は夏休みもスタートしますね!
是非、親子で遊びにいらして下さい♪

是非みなさまのお越しをお待ちしております。

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ナスマサタカ個展「たゆたうコベヤ」
2019 7/13(土)-31(水)
平日11:00-17:00 土日祝11:00-18:00 最終日17:00まで 
※16日火曜日定休日

ナスマサタカInstagram→https://www.instagram.com/nasnasgakudan/

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staff湯川








2019年6月28日金曜日

詫摩まりさんのガラス展が始まります。

 

「glass works exhibition」

 
 
201972日(火)~715日(月祝) 
 詫摩まりさんのガラス展が開催されます。
 
 


キュートでピュアな形や色が印象的。自然の造形から着想を得ているのか、柔らかく洗練されたキュートさで、思わず優しい気持ちになれます。

 
 
アクセサリーは、シンプルながら個性的な雰囲気を持ち、ガラスの透明感も加わり、夏の彩に大人気です。
 
 
 
くるくる、ころっ、まるっ、つぶつぶ…。そんな音が聞こえてきそうな作品たち。
個性がありますが、使い勝手もよいので生活に馴染みます。

 

 
 
普段はアクセサリー中心ですが、今回はテーブルウェアやモビール、スタンドライトも並びます。是非この機会をお見逃しなく。
 
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「glass works exhibition 2019」
 
詫摩まり ガラス展
 
2019 7/2(火)-15(月祝
 
平日11:00-17:00 土日祝11:00-18:00 最終日17:00まで 会期中無休
 
詫摩まりHP→http://www.maritakuma.com
 
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村石(え) 

 
 


2019年6月11日火曜日

藍染のLITMUS展が始まります。

 
今年も夏恒例の藍染作家、LITMUSさんの展示が始まります。
 
天然素材のみで自然の醗酵を促す伝統的な染色技法「灰汁醗酵建て」による藍染め商品を展示販売致します。
 
 

こちらも恒例となりました、無地の藍染めTシャツに、その場で好みの柄を選んでシルクスクリーンでプリントし、ご自分だけの1枚が作れるイベントを行います。
こちらは土日のみの期間限定で、6月15日(土)・16日(日)・22日(土)・23日(日)・29日(土)
に開催予定です。

また土日の職人さんがいらっしゃる時には、Tシャツ、シャツ、ストール、スニーカー(天然素材のもの)などの「染め直し」のご相談も受け付けております。
お気軽にお問合せください。
 
今年も爽やかな藍色でいっぱいの空間になることを楽しみにしています。
どうぞみなさまお越しくださいませ。
 
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LITMUS展
6月15日(土)~30日(日)
平日   11:00~17:00
土日祝 11:00~18:00
※18日(火)定休日
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staff 加藤
 

2019年5月27日月曜日

ipada ガラス展

 

ipadaガラス展がはじまります!

 

6月1日(土)~13日(木)までokebaの常設作家でもあるイパダガラス工房さんの展示がはじまります。毎年この時期の涼し気な風物詩ともなっているイパダさんの作品達が今年も並びます。

 
ブルーの風鈴も今年も並びます。今回は、少しアーティスティックな作品も。
 

エアプランツを吊るせるガラスのオーナメントは個性的です。植物とのアート作品のコラボレーションのようで、見ていて飽きません。
 

まるでつららのようなペンダントライト。一見奇抜でも、自然の光景をスマートに取り込んでいるのがイパダさんの特徴ではないでしょうか。

 
食器や器はいつも人気の作品。氷のような涼やかさが、お料理のカラーも引き立たせます。
 
"シンプルだからこそ主役を際立たせる"
 
イパダさんの作品に共通しているデザイン性がそこにあるように思います。
 
普段はない作品を観に是非足をお運びください。
 
 
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「ipadaガラス展」
 
濱舘寛/村木未緒(ipadaガラス工房)
 
2019年6月1日(土)~13日 会期中無休
 
平日11:00-17:00
土日祝 11:00-18:00(最終日は16:00まで)
 
作家在廊日はInstagramにて
 
 
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村石(え)