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川合綾さん個展「あつらえる しつらえる こしらえる」展はじまりました!

本日より、木漆作家・川合綾さんの「あつらえる しつらえる こしらえる」展がはじまりました!


漆器というと、普段使いには扱いにくく、ハレの日など以外にはしまってしまう敷居の高いイメージがありますが、そういったイメージを持たず、現代の生活に溶け込む漆のアイテムを提案したいと言う川合さん。 今回は、漆器の上品な風合いを持ちながら、どこか現代的な新しさも併せ持つアイテムから、可愛らしいものまで、様々なアイテムをたくさん制作してお持ちいただきました。

例えば、こちらのプレート。
こちらは合板に漆を塗り、淵を布で形成して補強した物。本来ならお椀などは無垢の木に漆を塗り重ねますが、プレートとしては無垢だと反ってしまうため、合板の方がアイテムとして材料の勝手がよく、お値段もリーズナブルになります。
一昔前ならこういったアイテムはありませんでしたので、現代ならではのアイテムで且つ、価格も抑えて普段使いとしてお使えいただけるのです。
また、漆は陶器やガラスなど、皆さんがお持ちのアイテムとの相性もとても良く、お料理を引き立ててくれます。また、生地に入れた模様なども、古い物にはない新鮮さがあり、とてもおしゃれです。
 
こちらのプレートは全て漆の種類や生地の模様が違いますので、お好きな模様がご覧になりたい方はお早めにお越し下さい!

次にご紹介したいのが、こちら。DMにも写っているこちらは、一件オブジェのようですが、実は上の部分を取り外して、バターナイフとしてもお使えいただけます。
 
中に磁石が仕込まれており、バターナイフを使わない時は、オブジェとして飾っていただけるというアイテムです。こういったアイディアが織り交ぜられているのもとても楽しいですね。
 
そして、家具職人さんに従事した経験もあり、木工の技術もある川合さんは、漆のアイテムも小さい物ばかりではありません。こちらは、入れ子になっている箱物と板を重ねて自由に組み合わせて飾り棚などにできるというもの。
 
こちらの写真はオイル仕上げなので、漆は塗っていないものですが、生地の肌合いをそのまま生かしたものも空間の雰囲気によっては生えますよね。
漆、無垢のもの共に、上の写真の一番手前のように入れ子にしてコンパクトにまとめることもできるという優れものです!
 
最後に、こちらもおススメアイテムですが、1つ木材をナタで割り、何点かのおうちの形に形成した「連なる家」。こちらは屋根を様々な漆で塗っていて、それどれが個性のあるお家になっています。
たくさんのお家が立ち並び、okebaに小さな街ができたようです。
こちらは、下の板を沢山用意していただいておりまして、お好きな板を組み合わせてお求めいただけるそうです!
 
他にも、まだまださまざまなアイテムがたくさん並んで、とても楽しい展示となっています。
ぜひ、春の新しい生活に新しいアイテムを加えにお出かけ下さい♪
お待ちしております!
 
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◆木漆作家 川合綾 個展 「あつらえる しつらえる こしらえる」
会期:2015 年3 月19 日(木) ~ 3 月31 日(火)
平日:11:00~17:00  土日祝11:00~18:00 最終日:-17:00会期中無休
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◆川合 綾大学在学中に小田原の漆作家さんの所にて、漆と、その生活にふれ、魅力を感じ、ものをつくる仕事を志す。 卒業後、 静岡市クラフトマンサポート事業を活用し、木工の基礎を学ぶ。その後は、 宮崎で木工の実務を経験したのち、 石川県立輪島漆芸技術研修所素地科で漆芸を学ぶ。現在は 地元静岡に戻り、設立した「木とうるしの工房 つくりて」にて 製作を行っています。
 
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staff 村石