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暮らしの教室が開催されます

 

第103回暮らしの教室 考古学研究者・富永富士雄さん講演会



次回の暮らしの教室は、茅ヶ崎考古学の第一人者・富永富士雄さんをお招きしています。

茅ヶ崎と考古学?これ自体余り結びつかない方も多いのかもしれませんが、茅ヶ崎は実は考古学界では近年の発掘調査によってトンデモナイ発見が相次いでいるのです。その胸の高鳴るような発見の詳しい内容や考古学というものがどのように私たちの生活に結びついているのか、というところをお話しいただこうと思います。

 私たちの生活は何も無いところから突如として現れたわけではありません。私たちの足の下に古代の遺跡が埋まっていると言っても、目に見えていなければそれを実感することもないでしょう。けれど古代文化は、私たちの生活を何万年も遡ったところから確実に繋がっているのです。目に見えないからといって知ろうとしないのは、あまり

に空虚な気がします。

 また、地殻や気候の変化がその土地の文化を形成してきたことも考古学によって明らかになります。そこに確かに、人間としての知恵を使って対応してきた祖先たちとの繋がりを感じ取れるでしょう。それを知ること

で今の私たちの生活文化の成り立ちを感じとっていく、そういった見方で考古学を自分の生活に持ち込んでも良いのかもしれません。

 熊澤酒造で水田を広げるプロジェクトを始めたきっかけのひとつも、茅ヶ崎という土地には、考古学的に観ても稲作が盛んに営まれてきた歴史があるということからでした。それだけこの土地にはポテンシャルがあり、それを続けていく懐もある。そしてそれを未来に繋げていけたら。現在だけを観ることが今を生きるということなのか、忙しい毎日を送っているとそんな疑問も湧き起こります。過去も未来も現在から想像出来ること。それが豊かに今を生きることのような気がして、田んぼプロジェクトを開始しました。そのきっかけのひとつになった茅ヶ崎の考古学を是非皆様に聞いていただきたいと思います。この機会に、茅ヶ崎で一体どんな生活が営まれてきたのか、古代に想いを馳せてみませんか。

 

 

暮らしの教室特別教室

2021613日(日)開催!

富永富士雄の「ブラモキチ的茅ヶ崎の考古学」

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開催日:2021613日(日)

受 付:15:00 / トークショー 15:3017:00

会 場:mokichi cafe 地下1 熊澤酒造敷地内

講 師:考古学研究者/富永富士雄

参加費:1500

定 員:30定員に達し次第締切らせていただきます。

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茅ヶ崎は東海道線の駅が出来て以来、別荘文化と共に芸能に秀でた人物を数多く輩出し、独自の文化を生み出してきました。が、それはあくまでごく近代のお話で、北部にはそれはそれは長い歴史と誇るべき古代文化があったことをご存知ですか?私達が酒米プロジェクトを始めるきっかけになったのは、そうした古代から綿々と続く残すべき稲作文化があると知ったからです。今回はブラタモリ的に地形と地質から茅ヶ崎の土地の成り立ちを紐解き、その誇るべき遺跡をはじめとする壮大な物語を教えていただきます。

 

PROFILE

富永富士雄(考古学研究者)元茅ヶ崎市教育委員会(文化財保護担当)

茅ヶ崎市職員として28歳で茅ヶ崎の土を踏み、35年以上にわたり遺跡の発掘に取り組んできた先達。ロマンと情熱あふれる語り口は、聞き手の脳裏に太古の景色を喚起させてくれます。

令和2年現在、寄付されて平成29年より公開が始まった市内・柳島の民俗資料館「旧藤間家住宅」の管理及び学芸的業務に嘱託として勤務し、見学者の皆さんに説明をしている。

 

ご予約・お問い合わせ:okeba gallery&shopまで

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0467-50-0252  okebaスタッフまで)

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